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【宮大工が直接指導】外国人向け、宮大工体験ワークショップを半原で開催

こんにちは。大裕工務店です。

日本の伝統建築を支える「宮大工」の技を、外国人が現役の職人のもとで体験できる貴重なワークショップを、神奈川県半原の地で開催することになりました。本ワークショップでは、現役の宮大工である本村が、木材と真摯に向き合いながら、数百年にわたり受け継がれてきた「木組み」の技法を伝授します。釘を使わず、木と木を精密に組み合わせていくその技を学ぶことは、日本建築の美と精神を理解する特別な体験です。

宮大工とは

宮大工は、神社や寺院などの神聖な建造物を手がける日本の伝統大工のことを言います。木の性質を熟知し、一つひとつの部材に魂を込めるその仕事は、単なる建築技術を超えた「祈りの技」と言えます。彼らの手によって建てられた建物は、何百年もの時を経てもなお、人々の心を静かに包み込みます。

半原宮大工集団の取り組み
本体験を主催するのは、本村が代表理事を務める「一般社団法人 半原宮大工集団」です。半原宮大工集団とは、江戸城をはじめとする歴史的建造物の修復にも携わる、日本有数の宮大工集団です。「技を見せる」のではなく、「技を伝える」ことを使命とし、伝統の工法を、国内外の人々に向けて丁寧に教えています。

体験内容
体験は、半日・1日・2日間の3コースから選択できます。参加者は実際の工房に入り、日本の伝統工具を使って木を削り、組み上げ、完成へと導きます。2日間コースでは、より複雑な木組みに挑戦し、修了証書と技術小冊子が授与されます。木工や建築、ものづくりに関心のある方はもちろん、「日本の文化を肌で感じたい」という方にもおすすめです。

この体験を通じて
木と対話しながら技を学ぶ時間は、静かな集中と気づきに満ちています。一枚の木を削る音、香り、光の差し込む工房。その一瞬一瞬が、私たちの心に眠る「ものづくりの原点」を呼び覚まします。学び終えた後に訪れる神社や寺院は、きっとこれまでとは違った姿で見えることでしょう。

開催地: 神奈川県愛甲郡愛川町半原(集合場所: 本厚木駅(新宿から電車で約1時間))
対応言語: 英語/フランス語
体験時間: 半日~2日間
料金:1人あたり357ドル~
主催: 一般社団法人 半原宮大工集団